やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

本の紹介

夏の文庫本フェアで読みたい本

今年も本屋さんに文庫本フェアの小冊子が並ぶ季節となりました。 以前にも書いたことがありますが、この小冊子を見ると夏が来たなと感じます。 紹介されている本がどれもおもしろそうに感じるので、毎年数冊この小冊子で見た本を買っている気がします。去年…

『司書名鑑 : 図書館をアップデートする人々』感想

『司書名鑑 : 図書館をアップデートする人々』、この本は「ライブラリー・リソース・ガイド」の連載「司書名鑑」をまとめた図書です。さまざまな現場で活躍されている31名のライブラリアンへのインタビュー記事がまとめられています。 インタビューを読んで…

『やさしい大学図書館員のサバイバルイングリッシュ』の感想

書影は版元ドットコムより 大学図書館員向けの英語学習の本が(恐らく)久しぶりに出版されたので買ってみました。 「やさしい」「サバイバル」というタイトルのとおり、この本で紹介されている例文は、私でも英語のまま意味がとれるぐらいの簡単な表現ばか…

グラフィックデザインの練習をするための本の選び方

前々から書きたいと思っていたことを書こうシリーズ。 それなりの期間、本屋に通い、たびたび地雷をつかみながらも、少なからぬお金を落とし続けてきたなかで、なんとなくわかってきた「グラフィックデザインを練習するための本の選び方」について、書いてみ…

「あるあるデザイン」は邪道なようで王道な推し本

昨年、Twitterで「#それっぽくなる表紙」というタグが流行りましたが、今日、本屋で見つけて即購入した「あるあるデザイン」は、そんな"それっぽくなる"デザインの手法がたくさん紹介されている本です。 例えばこんな感じ。(出典:あるあるデザイン|株式会…

「図書館の大魔術師」を読んでリアルに感じた1コマ

Facebookで紹介されていた漫画「図書館の大魔術師」を読んでみました。 図書館や司書が社会的に高い地位に置かれた架空の世界のお話で、エルフ(?)やモンスター、魔法が出てくるなど割とファンタジー色が強いのですが、図書の修復で和紙を手でちぎってペタ…

今、推しのデザイン教本

仕事やブログでポスター等を作るときの参考のため、本屋でデザインの教本コーナーを眺めることを趣味にしているのですが、久しぶりに「これは良い〜」と思った本に出会えましたので、ご紹介します。 gihyo.jp gihyo.jp きちっとしたデザインの次へ デザイン…

映画「ルドルフとイッパイアッテナ」の感想

楽しみにしていた映画「ルドルフとイッパイアッテナ」をようやく観ることができ、期待以上にいい映画だったので、感想などまとめたいと思います。 有名なお話なのでネタバレも何もないかと思いますが、多少、映画の内容についても触れているので、お話をよく…

「ノンデザイナーズ・デザインブック第4版」のすすめ

自分がバイブルとしている「ノンデザイナーズ・デザインブック」の新版が、先月末、出版されました。「バイブルとしている」と言うくらいですので、エヴァンジェリスト風に、少しオススメ文など書いてみようと思います。 book.mynavi.jp ルールを教えてくれ…

プロゲーマーの本は大学図書館にどのくらい所蔵されているのか

私、趣味で格闘ゲームをたしなんでいるのですが、その格闘ゲームを仕事にしている「プロゲーマー」たちの著書が、どのくらい大学図書館に所蔵されているのか(そもそも所蔵されているのか)、ふと気になったので、調べてみました。 プロゲーマーの本?? 一…

「図書館員のためのPR実践講座」感想

仁上先生の「図書館員のためのPR実践講座 -見方づくり戦略入門-」を拝読したので、感想など書きたいと思います。 広報は人のためならず この本の副題は「味方づくり戦略入門」となっていますが、まさにその副題のとおりで、広報は図書館の味方づくりという観…

Read to Run -運動嫌いな自分を1000km走らせてくれた本-

ほそぼそと続けていた趣味のランニング(というほど早くも走っていないのでジョギング?)の通算距離が、このたびめでたく1,000kmを超えました。ぱちぱち。 1,000kmというと、ガチで走っている人たちからすると数ヶ月で達成できるたいしたことない距離だと思…

しあわせな気持ちになれた絵本

昨日、子供に読んでしあわせな気持ちになった絵本をご紹介したいと思います。 <a href="https://calil.jp/book/4198624178" data-mce-href="https://calil.jp/book/4198624178">「ゆうびんやさんおねがいね」を図書館から検索。</a> 説明がへたな自分が書くと味気なくなってしまいますが、コブタくんからおばあちゃんへのプレゼント、”ぎゅっ”を届けるために、…

ノンデザイナーの方におすすめの本のご紹介

皆様あけおメリープ。 新年最初の記事ということで、年明けに読んで素晴らしかったデザインに関する本をご紹介したいと思います。 こちらの本です。 伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール 作者: 高橋佑磨,片山なつ 出版社/メーカー:…

レファレンスで「サンタはいるの?」って聞かれたら

もしもレファレンスで小さいお客さんに「サンタクロースって本当にいるの?」って聞かれたら、どう答えるのがいいのでしょうか。 サンタクロースに関係する文献をいろいろ探して提示するんでしょうか、それとも、まずは質問者の意図を明確にするために、もう…

ぼくの好きな(好きだった)児童文学

前々から自分が好きだった児童文学についてまとめてみたいなぁと思っていたので、こういうのは順位をつけるようなものでもないと思うのですが、自分の思い出に残っている児童文学をいくつかランキング形式でご紹介したいと思います。 第3位 ルドルフとイッパ…

これを読めばデザインの基本の基本が身につく(と思う)6冊

デザインの勉強をしたことがないのにチラシやポスターの作成業務が割り当てられ、「どうもチラシが垢抜けないな〜??」とお悩みの方に、オススメしたい6冊をご紹介します。まぁ、カーリルで作成したレシピと同じなんですけどね。。思い入れのある本たちなの…