やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

iPodを使った新入生向けオリエンテーションを考える

4月は、どこの大学図書館さんでも「図書館オリエンテーション」や「ライブラリーガイダンス」といったことをやられていると思います。
そのオリエンテーションで、なんかもっと主体的に参加してもらえる方法はないかなと考えまして、ちょっと思いつきですが、まとめてみます。


【事前準備】
?館内の各配架エリアの説明を、スタッフが楽しく録音する。
?録音した各説明を、配架エリアごとに違う曲として、iPodにインポートする。
?それぞれの配架エリアの曲番号、曲名を記載した美麗なフロアマップを作成する。
【実行】
?随時参加可能として、必死に勧誘する。
?来ていただいた参加者には、学生証と交換にiPodとフロアマップをお渡しする。
?参加者は、フロアマップを見ながら館内を散策していただき、説明が必要なエリアではiPodで説明を聞いていただく。
?館内の散策が終わった参加者には、iPodと引換に学生証をお返しする。
?「また来て下さいね♪」と笑顔でお見送りする。
【後処理】
?忘れずに、説明の音声ファイル、フロアマップをホームページにアップする。


参加者の方にとっても、いつでも参加出来て、自分の聞きたいところだけの説明が聞けますし、スタッフにとっても、業務の効率化となるので、結構いいのではないでしょうか。ツアーの形式ですと、図書館員が説明したいことばかり説明する形で、どうしても参加者の方が受身になってしまいますしね。
また、「図書館=アナログ」と考えているほとんどの新入生に対しては、こうしたデジタルツールを用いたガイダンスを行うことで、そのイメージを少しでも払拭してもらえるかもしれません。


将来的には、iPadで説明とフロアマップを一体化してお渡しできれば、なおいいですね♪