やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

今までに読んだ本が全部並んだ本棚を残す

確か恩田陸の「3月は深き紅の淵を」だったと思うのですが、「今までの人生で読んできた本がずらーっと並んだ本棚があったらいいな」みたいなお話があり、それを読んだ時「あぁ、本当にそんな本棚があったらなんて素敵なことでしょう」と思いました。おそらく、読書が好きな人だったら誰もが一度は夢見ることじゃないでしょうか。昔読んだ本を、時間が経ってから読みなおすのは、なんとも言えない素敵な体験です。
が、当然ながらそんな本棚があるわけもなく、今まで通りすぎてきた本達を多分半分も覚えていなくて、もう一度読みたいという本があっても「あぁ、あの本なんだったっけな。」と思い出せない、というのが現状です。そんなこともあって自分は、最近読んだ本は読書メーターで記録しているわけですが、ふとあることに気づきました。


子どもに読んでいる本を記録しといたら、子どもの一生分の本棚ができるんじゃないか。


そう、冒頭で書いた「今までの人生で読んできた本がずらーっと並んだ本棚」です。自分の子どもはまだまだ小さいので、これまで読み聞かせてきた本を全部記録するのは、そう難しくありません。また、これからしばらく、少なくとも幼稚園に行くまでは、買ったり借りたりした本を記録していくのも容易でしょう。「おお、こりゃすごい」と思って、作成したのがこちらです。
こどもの本棚 (こども) - ブクログ
本を記録するサービスはいろいろありますが、表紙が見えて一覧性が高いのがいいなぁと思い、ブクログを選びました。いかがでしょうか。いままで子どもが人生で読んできた本がずら〜っと「全て」並んでいます。あぁ、羨ましい。というわけで、子どもが大きくなって自分で選んだ本を教えてくれなくなるまでは、この記録を続けたいと思いますが、願わくば、子どもがそのまま記録を続けてくれて、自分の一生分の本の本棚を持ち続けてくれればと思います。


子どもの本のお話をしたので、おまけとして自分が好きな絵本を3冊ご紹介したいと思います。残念ながら「自分が好きな本=子どもにウケがいい本」ではありませんが…。
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モノクロでかわいい動物の絵が書いてある、おしゃれ〜な感じの本。本分のフォントも素敵なんです。

この正方形の形は、もはや発明です。形といい、絵といい、色といい、最高にかっこいい本。お話については、まさか、うさこが〇〇〇〇で生まれていたとは、という感じです。
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絵もかわいいし、テンポがいいので、読んでて楽しくなります。松谷みよ子さんの本は、どれも好きです。
絵本ていろいろ特徴的なのがあって、面白いですよね。皆さんもいい絵本があったら教えてください。
それでは。