やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

ライトニングトークを聞いてライトニングメモをする(初日分)

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先週末はCode4Lib JAPANが開催されていました。関係者のみなさま、ありがとうございました。

私もいくつかのプログラムをYouTubeで見ていたのですが、プログラム表をみてみたところ、タイミング的に見れなかったなかにも、面白そうなプログラムがたくさんありました。

大変ありがたいことに当日の中継がYouTubeアーカイブされていますので、せっかくなので、せめてライトニングトークだけでも全部見てみようと思うと同時に、これまたせっかくなので、思ったことなどメモしてみようと思いました。

発表スライドもかなりウェブで公開されているのですが、一旦はLTの臨場感を味わうために、そちらは見ずに映像だけ見て感想をメモしたいと思いますので、「スライドを見ればわかるだろ」という部分がありましたら申し訳ありません。

「「継承型学術オープンデータプロジェクト」のご紹介」(堀井洋)

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オープンデータが継承的に作成されていくための仕組みづくりの話。具体的な内容までは、流石に5分ではわかりませんでしたが、データをどう作り込んでいくかではなく、「データが作成され続けるための仕組み」を作る、という話はとても刺激的でした。

5分てあっという間ですね。。

大学図書館のシステムをつくる」(三苫奈美子)

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タイトル的に興味が惹かれていたもの。どちらの業者さんかしらと思ったらARGさんでした。

悪い癖で大学図書館システムというとILSをイメージしてしまうのですが、そういうのではなく、もう少しコンパクトなサービスシステム(?)のお話で、スマホ図書館コンシェルジュのようになるようなものを、これから作っていこうとしているということでした。

ARGさんがシステムの作成とかやられてるって存じ上げなかったので、そこが一番意外でした。

「ゲームのオンライン目録「RCGS Collection試作版」」(福田一史)

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具体的な目録規則は自分の知識不足でよくわかりませんでしたが、ゲームは一つのタイトルでもバリエーションがたくさんあるから、記述モデルの作成が重要、というのはなんとなくイメージできました。

オンラインで目録が引けるようになったら何に使えるかなぁと考えていたところ、発表終了後に、ゲーム動画などで活用されると面白い、というコメントがあり、なるほど〜と思いました。

スマホ入館はじめました」(松村友花)

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一番聴きたかったトーク。聴きたかった背景や経緯を話していただけてとても満足。

ぜひ皆さんにも聞いていただければと思うので、あまり内容には触れません。うちでもこれやりたいなぁ。

あと、関西の人はやっぱりICカードの例えがicocaなんだなぁというのが軽くギャップ。

福島県双葉町震災アーカイブズにおけるクラウドソーシング適用の試み(ダイジェスト版)」(阪口哲男)

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アーカイブを作ることは業務的にノータッチで苦手な部分だなぁと思って聴き始めましたが、内容もとてもわかりやすく、やられていることもすごいソリューションだなぁとビビビっときました。

クラウドソーシング、すごいですねー。

「Wikidataをてつだって!」(吉本龍司)

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Wikidataというものを初めて知りました。お話を聞いている感じでは、Wikidataのコンテンツ自体も、WikipediaやISILから自動生成されているの?というところがよくわからなかったのですが、それはさておき、自分は大学図書館Facebookページの一覧とか作成していますが、こういうのもWikidataの各館のページの項目として記述してあげれば、もっと活用の度合いが広がるのでは、とか、大学図書館とかで絞り込んで検索できるのであれば、大学図書館のウェブサイトをチェックするのも楽になるかなぁ、とか大学図書館の情報を充実させると色々捗りそうだなと思いました。あとでWikidata、みてみたいと思います。

「ttl2html(RDF/Turtle to HTML)」(高久雅生)

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Githubをまったく使ったことがないので、そこでどういうデータが公開されているのかとか、どう使われているのかとかが、全然イメージできないのですが、エクセルで作ったデータをそこで公開できるように変換してくれるんだぁ、ということと理解しました。

LODを公開するプラットフォームって何かあった(それこそ以前参加したC4libで聞いた)気がするのですが、そういうとこよりもGithubで公開が一般的なのかしら、とか?が多く、私のお下地が全然足りてませんでした。

デジタルアーカイブ学会第4回研究大会」(時実象一)

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デジタルアーカイブ学会と学会誌の告知。

学会誌のお話で研究論文は査読者が二人、事例・調査報告は一人、というお話が、学会誌の編集事情が垣間みえて面白かったです。

「Webテクノロジー選定にみる哲学の意義」(清田陽司)

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技術的負債を避けるための技術選定のお話。すごい面白かったです。

哲学との関わりがちょっと掴めなかったのですが、技術的負債と技術選定については、ある技術が広がれば広がるほどそれが陳腐した時のダメージが広がる、どの技術が陳腐化するかは誰にもわからない、ということで、技術的負債が生まれることはある種の宿命なんだなということを感じました。

それを避けるには、単純に考えれば、多様化、ということになるのだと思うのですが、当然、その分、効率や利便性は落ちるので、そこのせめぎ合いになってしまうんだろうなと思うけど、実際のところは多様化→寡占化→陳腐化の繰り返しで、残されるのは、再生機器が存在しないAVメディアとよっちゃんイカの臭いのするマイクロ資料。

安易に紙が一番とだけは言ってはいけない、と思いますが文字数。

LRGの最新号に長尾先生の関連したテキストが載っているということなので、そちらもぜひ読んでみたいと思います。

 

本当は二日目まで全部見るつもりだったのですが、思った以上に時間がかかったので、ひとまず一日目だけで切り、残りは後日としたいと思います。

みなさん、興味を持ったプログラムがすぐに見られるように当該プログラムから始まる動画リンクも貼りました。全体プログラムや発表スライドは以下で公開されているので、ご参照ください。みなさんのご感想もお聞きしたいです。

wiki.code4lib.jp

 

数年前にも元気をもらいましたが、やっぱりCode4Libはみているだけで、自分も何かしなくては、という気持ちになるので素晴らしいですね。

改めて関係者の皆様にお礼を申し上げたいです。ありがとうございました。

お相手はやわらか図書館学でした。

参考

wiki.code4lib.jp

www.pexels.com

yawatosho.hateblo.jp