読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

図書館見学に来た高校生にどういうことをお話しするか

雑記 企画

 

f:id:Katharine_15:20141101013716p:plain

 

大学の図書館には、高校生の団体さんが見学に来るということが結構あります。最近ではオープンキャンパスで図書館の見学を行っているという大学も多いかもしれません。

そうした図書館を見学に来た高校生の皆さんにどういったことをお話しすればいいのか、ということを自分の業務の関係もあり、少し考えてみました。

図書館見学(案内)の目的は?

まずはじめに図書館を案内する目的について考えてみます。

いろいろな目的が考えられるかと思いますが、大学で働く組織人として考えてみたとき、やっぱり一番の目的は、高校生の皆さんに「この大学に入りたい!」と思ってもらうことなのではないかと思います。うちの大学の図書館はこんなにいいんだよ〜、うちに入ったらこんないいところが使い放題なんだよ〜、とそこまでじゃないにしても、その大学の図書館の特徴について知ってもらう(ひいては適切な進路選択に役立ててもらう)というのが大きな目的となるかと思います。

一方、図書館で働く人間として考えてみると、やっぱりそれだけだと寂しくて、自分の所属する大学に限った話ではなく、大学の図書館っていうのはこういうところなんだよ、という一般的な話もしたい気がします。高校までの図書館とはこんなところが違うんだよ〜、大学に入ったらこういう資料を使って勉強するんだよ〜、という言わばプレ初年度教育みたいなことして大学進学への期待感を持ってもらう、あるいは大学に入学した後、すんなり図書館を使ってもらえるような説明ができるといいのではないかと思います。よけいなお世話かも知れませんが。

まとめると、

  • その大学の図書館の特徴を知ってもらう
  • 大学の図書館がどういうところか知ってもらう

といったところが、高校生に図書館案内を行う大きな目的となるのではないかと思います。

何をアピールしていくか?

うえで書いた2つの目的は、方向性こそ違うものの、どちらも図書館の魅力をアピールするという意味ではおんなじです。

それでは、どんな魅力をアピールすればいいのか、ということですが、図書館なので、まずはやっぱり「資料について」ということになるかと思います。所蔵している本はもちろんのこと、雑誌、貴重書など、オンラインで利用できる電子ジャーナル、電子ブックについてふれてもいいかもしれません。大学に入るとこれだけ多くの資料が使えるんだぁということを知ってもらえればと思います。

ただ、図書館に来て資料の説明だけ受けても、あまりに予想通りというか、想定の範囲内かと思いますので、ここ数年大学図書館が力を入れている「学習空間について」の魅力もアピールしたいところです。ラーニング・コモンズとか、高校生のみなさんはあんまり知らないことだと思いますので、図書館の中にこういうところがあって、みんなで勉強できるんだよ〜というのは、結構素敵に映るのではないでしょうか。*1

他にもいろいろな魅力があるかと思いますが、大別すると、

  • 資料について
  • 空間について

ということをアピールしていくということになるかと思います。

まとめ -バランスが大事-

ここまでのお話をまとめてみた図がこちらです。

 

f:id:Katharine_15:20141101023556p:plain

 

最初にあげた2つの目的を横軸に、アピールポイントを縦軸にして、説明する内容を4つの種類に分けてみました。それぞれ代表的な説明内容も入れてみてます。

この中のどのお話が重要かということではなく、どれもみんな大事な話だと思いますので、これらの内容をどれもバランスよく盛り込んだ内容の案内を作れるといいのではないかなぁと個人的には思います。

実際には、上記で分けた境界線をまたがってくるようなお話も多いですし、もっと別の軸で考えることもできると思いますが、このように話す内容を整理してみると、話す内容も偏らず、原稿を考えるのも少し楽になるのではないかと思いました。

もちろんここまで考えてきたのは、「何を」話すのか、という内容についてのことで、これを「どう」話すのか、ということのほうが重要かつ難しいのではないか、と思いますが、それはまた別のお話という、ちゃぶ台返しな結論でお開きにしたいと思います。

ありがとうございました。

参考リンク

この記事と関係があるエントリー



*1:最近の子は結構たくさんの大学を見て回ってるので、驚きもないかもしれませんが。