今週はオープンアクセスウィークです。
国内外で色々なイベントが行われていますが、海外の大学図書館のFacebookをみていると、映画「Paywall」の上映会をやっている大学が多くあることに気づきます。
「Paywall」とは、ご存じの方も多いと思いますが*1、学術情報の流通を阻む論文購読コストの問題やオープンアクセスの必要性について、図書館員、研究者、出版者、Sci-HUBの人などの多くの人にインタビューした映像をまとめたドキュメンタリー映画です。*2CC-BY4.0で公開されています。
自分もYoutubeの自動字幕(素晴らしい時代です)で観てみたのですが、オープンアクセスの問題についての何らかの解を出すというよりも、今まであまりこういう問題を知らなかった人に学術業界でこんな問題が起きてるんですよ〜、と問題提起することを目的とした映画なのかなと感じました。
そういう意味では、オープンアクセスウィークに絡めて、大学内の学生や研究者に対して上映会を行う、というのはとても効果的な試みかと思います。
ちなみに、「Paywall」のサイトで上映会が行われた機関の一覧が公開されているのですが、これによると日本では沖縄科学技術大学院大学(OIST)で、上映会が行われたようです。OISTさんのサイトで詳細は見つけられなかったのですが、素晴らしいですね。
ということで、上映会どうでしょう?もちろん個人で見てみても、いろいろ勉強になると思います。
海外のFacebookを見ていて気づいたオープンアクセスウィークに絡めた話題でした。
全然話変わりますが、オープンアクセスウィークに絡めてこんな画像を作ってみたので、ここで供養したいと思います。
#oaweek #OAWeek2018 pic.twitter.com/2fgYNbVn2k
— やわとしょ (@yawatosho) 2018年10月23日
この画像の意図は…。
よそう。また止まるといけねぇ。
お相手はやわらか図書館学でした。
参考
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*2:インタビュイーのリスト:https://paywallthemovie.com/interviews