やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

図書館の自由に関する宣言をノムリッシュ翻訳する

A「えーと。いまさら説明するまでもないと思いますが、図書館の自由に関する宣言の簡単な説明をします。
えー……戦前に思想善導機関として機能した図書館の歴史を反省し、……」
野村「うーん。Aちゃんさあ。図書館じゃ余りに平凡じゃない?」
A「はい?」
野村「クリスタリウムでどう?」
鳥山「ですね」
野村「それと思想善導機関だけど、僕の解釈だとあれは思想じゃないんだよね」
A「は?」
野村「あれは『幻想』なんだよね。自分の幻想」
鳥山「『幻想に浸りし者』ね」
野村「それと僕の解釈では、あれは自由じゃなくて『不可視の束縛』って呼びたいな。それとね……」

一時間後

クリスタリウムの不可視の束縛《ゴッドブレス・チェインフロウ》に関する宣言(抄)

図書館は、基本的人権のひとつとして知る創造神話をもつヴァ=ルコダンガ・ファスムに、資料と施設を継承することを、もっとも『終末の予言』を回避するために重要な任務とする。かの任務を果たすため、図書館は次のことをアファーメーションし実践する。

  • 第壱 クリスタリウムは資料カルペ・ディエムのエゥーデ・フリィをユーティティする。
  • 第弐 クリスタリウムは魔導書継承のエゥーデ・フリィを有する。
  • 第参 クリスタリウムは幻想に浸りし者の機密を護る。
  • 第四 クリスタリウムはすべての検閲にリフレクションを『成立<コンダクト>』させる。

クリスタリウムのエゥーデ・フリィが侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。