やわらか図書館学

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El Capitanのライブ変換が新感覚で楽しい

 

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Macの新しいOS、El Capitanの日本語入力には「ライブ変換」という機能が備わっています。

このライブ変換、日本語を入力する際、スペースで変換を行わなくても、入力と同時並行で勝手に変換をしていってくれるという機能なのですが、それだけ聞くと、多分みなさん「そっかー」って感じだと思います。「まぁ、予測変換できるし、勝手に変換するのも確かにできそうよねー」とそんな感じだと思います(自分がそうでした)が、実際に体験してみるとその新しい感覚に驚きます。

今までの日本語入力では、変換の際、自分で候補の中から変換された単語を選択する必要があったので、主体的に文章を"書いている"という感覚が、まだ多少なりともあったのですが、この「ライブ変換」では、思い浮かんだ文章を入力していくだけで、文章がどんどん自然に出来上がっていくので、なんか頭の中から文章垂れ流しという感覚なんです。自分で書いているというよりも、考えたことが勝手に文章になるみたいな感じ。

おそらくわかりづらい例えですが、昔、中国語の通訳の人についてもらって図書館の案内をした時、自分が日本語で話したそばから通訳の人が中国語に訳してくれて、「うわ〜日本語で話すだけで勝手に中国語にしてくれる〜(当たり前)、すごい楽〜」って感じたことがあるのですが、その時の感覚が一番近いです。ひらがな打ってるだけで漢字にしてくれる〜楽〜、みたいな。

講演聞きながらのメモ取りとかにも超便利です。今まで、講演聞きながらのメモは、ちゃんと変換をしている余裕がないので、だいたい誤変換だらけになっていたのですが、(別にそれでも問題ないですが)ただローマ字入力をしているだけで、それなりのメモが出来上がるというのは、やっぱりありがたいです。

というか、変換のことをチラリとも気にしないで、ただひたすら入力をしていればいいというのが全然違います。むしろ、El Capiたんがそう変換したんなら、それでもいいや〜という気にすらなってきます。主客反転。ナオミズム。

 

と、ただただライブ変換が面白い、ということを言いたいだけの話なのですが、最後に無理やり、図書館の話に絡めるとすると、このライブ変換が普及すると、おそらく今よりも誤変換が多くなるのではと思いますので(最終的には精度が上がって人間が選択するよりも正確になる可能性もありますが)、システム的にでも目録的にでもいいと思いますが、今よりもOPACで表記の揺れを吸収できるようにしておくといいのかなぁなどと思いました。お粗末様です。

ありがとうございました。

参考

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