さて、やわらか図書館学総合展最終日3日目のフィナーレを飾る企画は「発想はやわらかに 打ち合わせは綿密に」ということですが、すいません、予告した内容の準備が間に合わなかったので企画の内容を一部変更させていただきます。本来であれば、皆さんの投票で「Library Site of the Year 2010」を決めていただこうと思ったのですが、それは今度のお楽しみにとっておいて、今回は当ブログでこれまでご紹介したデザインがすぐれた図書館サイトをご紹介いたしたいと思います。ホント面目ないです。。
前説
これまで当ブログをご覧になられたことのない方のために、ご紹介するブログの評価方法をご説明します。
評価(と書くと偉そうですが…。)の対象は、東工大さんの "全国大学図書館HPリスト"からリンクが貼られている大学様のサイトです。これまで、ア行〜サ行で始まる大学様のサイトを見てきました。評価方法は下記のとおりです。
- パッと見、よさそうなサイトをリストアップする。
- リストアップしたサイトを、評価項目に基づいて採点する。
といった方法で毎回素敵なサイトをピックアップしているのですが、今回は特別編ということで、評価点の内訳は割愛してサイトのご紹介にとどめたいと思います。
それでは、ご覧ください!
サイトご紹介
京都工芸繊維大学附属図書館
落ち着いた大人のデザインでとっても見やすい。細かなところですが、問い合わせ先のメールアドレスも、いまだに画像で掲載している大学が多い中、きちんとエンティティ化して、スパム対策しつつユーザーに使いやすくなっているところも素敵。
敬愛大学・千葉敬愛短期大学メディアセンター
各項目ごとに大きなアイコンを付しているので、それぞれの中項目の意味がとてもわかりやすくなっています。図書館のサイトはとかく項目数が多くなりがちなので、こうした工夫がされていると見やすいですね。
まとめ「発想はやわらかに 終わりは突然に」
さてここで、突然ですが今回ご紹介したサイトの中から審査員賞の発表を行ないたいと思います。
企画賞 :嘉悦大学情報メディアセンター
HP上での様々な試みが眼を惹きました。どれもうちの館でも試したいものばかりです。
デザイン賞:http://www2.gwc.gakushuin.ac.jp/library/index.html
群を抜いて綺麗なサイト。テンプレート的なサイトが多い中で、その画面レイアウトが眼を惹きました。
審査員大賞:http://lib.swu.ac.jp/
あんたHPの女子大生に惹かれただけだろ!と言われそうですが、そういうのも画面全体の雰囲気のために重要だと思います。もちろんそれだけではなく、全体的にすっきりしていて、自分が知りたい情報をすぐみつけられそうな雰囲気(←大事!)があるのが好印象でした。
「発想はやわらかに 打ち合わせは綿密に」というタイトルでお送りいたしました。この「打ち合わせ」というのは、いまどきホウェブサイトの内製は厳しいと考えているので、業者との打ち合わせを想定しているんですが、実は自分、システムの開発は業者とやったことあるものの、ウェブサイトの発注はしたことないんですよね。早くうちの図書館のサイトも業者入れて改修したいんですが、なかなか予算がなくて…。ただ、実際やるとしたら入札はどこが来るかわからないのでコンペがいいなぁとか、あんまりデザイン面は余計なことは言わないで業者に任せたほうがいいのができるだろうなぁとか考えてます。いつか来るその日まで、今日ご紹介したような素敵なサイトを見てイメージをふくらませておきたいなと思います。
以上をもちまして、「やわらか図書館学総合展2010」の全てのプラグラムは終了いたしました。期間中、ページを訪れていただいた方々、Twitterで応援メッセージをお送りいただいた皆様に感謝申し上げます。もともとこの企画は、業務の縛りなしに自分の好き勝手に企画から実行までやったらどこまでできるか、ということで企画してみました。本当はもっと広報とかに力を入れたかったり、企画もきちんと準備したりしたかったのですが、ネットが使えなかったりしたことでいろいろと不完全燃焼となってしまったのが反省点です。ただ、それもまた自分の現在の実力なんだな、ということで自分が今どんなものなのかということがわかってよかったです。
それでは。これからも「やわとしょ」をよろしくお願いします。26日は実際の図書館総合展にお出かけします。