やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

中二病っぽい図書館用語ベスト3

最近中二病という言葉に、その定義とかも含めて賛否両論あるみたいですが、自分はまぁそんなに難しく考えるような話でもなく、単純にその意味してる世界観が好きだなぁとか思ってます。
そもそも自分が図書館の職員になったというか、出身大学に受験したのも中二病的好奇心だったと言えなくもないですし、自分のブログのIDとかだってそうです。
そんなこんなで、図書館ってそもそも中二病的世界観を内包してるものだよなぁとか思い、自分が考える中二病っぼい図書館用語ベスト3をまとめてみました。

第3位 日本十進分類法

このブログでも何回か話題にしてる日本十進分類法。この「すべての本を分類してやる」という気概からして既にかなりゾクゾクされますが、この単語の英訳「Nippon Decimal Classification」を初めて大学の講義で聞いたときの高揚感‥やばいです。自分が学生の頃は中二病なんて言葉はなかったので、なんとも表現できないムズムズした感じを覚えたものです。JapanじゃなくてNipponなのもポイント高いですね。

第2位 書誌の書誌

やばいです。ある意味1位は特別枠みたいなものなので事実上の決勝戦、第1位です。古来「大魔王の中の大魔王」とか「100パーセント中の100パーセント」とか「Musician's Musician」とか、同じ単語を繰り返す言葉はかっこいいと相場が決まってますが、ご多分にもれず、この「書誌の書誌」という言葉もめちゃくちゃかっこいいです。たぎってきます。こちらも講義で聞いたとき、すごいかっこいいなぁと思ったのをおぼえてます。惜しむらくはこの「書誌の書誌」という言葉、語感のインパクトが強すぎて、言葉の正確な意味をよく覚えていないことです。なんか英語で「なんとかオブなんとか」っていう資料を引かされた覚えはあるのですが‥。

第1位 司書

キター。我らが職名、司書。漢語にすると「書を司る」ってところが凄いですよね。どんだけ大上段なんだと。司法書士でも恥ずかしくて、書士ってつけてるぞみたいなね。正直自分はこの司書という言葉の重さが無理すぎて、自分の仕事を名乗るときは、図書館スタッフとか、図書館職員とか名乗ってます。まぁ、人に「〇〇さんって司書資格持ってるんですか?」とか聞かれたときは、「ええ、一応」とか、まるで東大生が「〜さんて大学どこなんですか〜?」「一応東大です」って言うみたいなニュアンスでいってますが、専門性に至る病の大部分もこの司書という職名から来てる気もするので、一度図書館業界はこの単語を棄てるべきなんじゃないかなぁとすら思います。ハリーポッターの名前を呼んではいけないあの人みたいな感じですね、司書と呼んではいけない。まぁとりあえず余程の覚悟と自負がないと、この司書というジョブは名乗れないなという、中2病っぼい図書館用語の金字塔的な単語です。


以上です。不快に思われた方もいるかもしれませんが、自分はこの中二病という言葉にかなりポジティブなロシアより愛を込めて書いてますので見逃していただければと思います。そもそもほろ酔いです。
それでは。


補足:よくよく考えると究極の中二用語「図書館の自由に関する宣言」を忘れていました。。でもやっぱり個人的には書誌の書誌がすきなので2.5位くらいですね。