九州大学さんの箱崎キャンパスの中央図書館が、キャンパス移転に伴い、今月末を持って閉館するそうです。自分も一度だけお邪魔させていただいたことがあります。
閉館に向けていろいろとイベントも行われているようで、その様子が公式Instagramのアカウントで投稿されています。
中の人、利用者の方々、それぞれの図書館に対する思いが感じられて、手垢のついた表現で言えばただひたすらに"エモい"のですが、そうした投稿を眺めているうちに、なんだかいろいろ「仕事の意味」について思うところありました。
とかくこういう広報の業務は、通常のやらなければいけないサービス業務とは違うので、逆にそれをやる意味(図書館にリターンがあることの説明)についてきちんと考えないといけないと思ってしまい、「図書館のファンを増やして支援に繋げて〜」とかありきたりな意味づけを設定してしまいがち*1なのですが、いやいやそうじゃないなと。
こういうイベントを行うことで、利用者のなかに残る図書館の印象は、きっとより素敵なものとなるはずです。
大学生活の中で図書館のことが思い出に残る人というのはもともと多いようですが、このイベントを行うことでそうした人が増えるもしれません。
懐かしく思える場所の思い出というのは人生の財産だと思いますので、こういう仕事は「図書館のファンを増やして〜」といった話とは別次元の、多くの人の人生を豊かにするすごい仕事なんじゃないかと思いました。
そういう目的の仕事があってもいい、 そういう仕事ができたらいいな、したいな、とそんなことを考えました。疲れているのかもしれません。
お相手はやわらか図書館学でした。
参考
*1:自分の場合です