やわらか図書館学

主に大学図書館のデザイン・広報に関するブログです。

図書館ポスター、イラレで作るか、パワポで作るか。

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タイトルとアイキャッチ画像だけ先に思いついて、おとといの夜更けに長々と書いていたのですが、書きあがってみたらあまりにも内容がないよ〜だったので、短縮してお送りします。

できあがりはそんなに変わらない気がします

というわけで、図書館のお仕事でポスターを作る際、イラレ(Illustrator)を使うか、パワポ(PowerPoint)を使うかという話についてです。

もちろんイラレ特有の機能を使って作り込んだら話は違いますが、そこまで作り込まずに、これまでパワポで作っていたものと同じようなものを作るのであれば、基本的にはイラレでもパワポでも同じようなことはできるので、どちらを使ってもできあがりはそんなに変わらないかなと思います。

イラレを使ったからいいものができる、パワポだからできない、というものではないかなと。

でもやっぱり基本はイラレ

じゃあ何が違ってくるかという話ですが、一番の違いは「作業効率」かと思います。

フォントの種類やサイズの変更、行間・文字間の変更、オブジェクトの選択やらなんやら、細かいところをあげればキリがないですが、やはりイラレは専用ツールなので、パワポと同じことをするにしても、かゆいところまで手が届き、作業効率がダンチです。

HTMLを書くときに、エディタを使うか、「メモ帳」を使うか、の違いに似てるでしょうか。

例えば、オブジェクトの選択、文字だけ動かそうと思ったとき、背景の図形も動いてしまって「おめさんはついてこなくていいんだて〜」みたいなことがパワポではよくありますが、イラレでは、動かさなくていいオブジェクトは「ロック」できるので、そうした操作ミスが無くなります。

例えば、フォントの選択、「ここは手書きっぽいフォントがいいわぁ」というとき、イラレでは、フォントのタイプで絞り込みができます。

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上で「できあがりはそんなに変わらない」と書きましたが、作業効率が上がるということは、同じ作業時間内で質を上げる時間も捻出できるということなので、そういった意味では、仕上がりも変わってくるかなと思います。

パワポにもいいところはあります

とはいえ、パワポにもいいところはあって、それは皆さんご承知のとおり「使える人が多い」ということです。

自分も一度きりの単発もののポスターであればイラレで作りますが、日付等だけ書き換えて使い回すような定例のポスターとかは、担当者が変わったときに一から作り直しとなってしまうと申し訳ないので、パワポで作るようにしています。

これだけ多くの人が標準的に使いこなせるツールというのも、それはそれで大きなアドバンテージかと思います。

まとめ-状況次第

  効率 使える人 使うとき
イラレ 良い 少ない 他の人が編集する可能性が低い
パワポ 悪い  多い  他の人が編集する可能性が高い

というわけで、作るものの条件や周りの状況によって、最適なツールは変わってくると思いますので、あくまで状況次第、というなんとも煮え切らないお話でした。

当然、学習コストもあるので、みんながみんなイラレを使えるようになる必要は全くないと思っていますが、興味があるけど触ったことがないという方は、業務効率も上がりますし、やればやるほどにできることが増えていくので、ご自宅のPCにペロッとインストールしてみてはいかがでしょうか。

 

ポスターなどを作るツールを考える際のなんらかの補助線になれば幸いです。

お相手はやわらか図書館学でした。

ちなみにPhotoshopは?

補足として「じゃあ、Photoshopでポスターを作るのはどうなのさ?」というお話ですが、自分は、

  • Webで使う画像を作るとき
  • イラレで使う画像(素材)を加工するとき

ぐらいにしかPhotoShopは使わず、そのままポスターを作るのには使いません。

自分の考え方があっているかも自信がありませんし、IllustratorとPhotoshopの違いは、いろんなところで説明されているので、参考になりそうな記事のご紹介まで。

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