タイトルに Code4Lib Japanと入っていますが、カンファレンスの中身についてはほとんど触れておらず、ほぼ自分のナラティブセラピーです。すみません。
カンファレンスの内容については、下記のように、素晴らしくまとめてくださっている方たちがいらっしゃるので、そちらをご参照いただければと思います。
テンションガタ落ちの一ヶ月
図書館業界は大学図書館だけをみても、電子ジャーナルのこと、リポジトリのこと、アクティブラーニングのことなどなど、たくさんのトピックがあります。
周りを見渡せば、そんな図書館に関する諸問題の中から、自分が取り組むべきテーマを決めて、専門的に取り組んでいる方が多くいます。フォーラムなどで、そういう方の話を聞くたび、すごいなぁと尊敬します。
そんな中、自分はといえば、いろいろなトピックに触れるたび、確かに興味は惹かれて、ちょっと調べてみたりするものの「じゃあそれをライフワークにしますか?」と聞かれたら、う〜んと悩んで、
はい
▶︎いいえ
と選んでしまいたくなる、といった感じで、「いったい自分は何がしたいんだろう、ていうかこんなんでいいのかなぁ」といった、もやもやした気持ちを感じていました。
結構以前から、そんな焦燥感を感じることが多かったんですが、ここ1ヶ月くらい、特にそれが悪化していて「図書館で何したいのか、わっかんね〜」と、いろいろなテンションがガタ落ちになっていました。
勢いで参加申し込み
そんな時、ふと目に入ったのがCode4Lib Japan Conference 2015の告知です。
自分の中のCode4Libのイメージって、プログラムをバリバリ書く人達の集まりって感じで、参加しても話ついていけないかなぁとも思ったのですが、プログラムを見たところ、なんか面白そうだし、「無理やりにでもこういうの参加してみたら、テンションあがるかなぁ。」と思い、まぁ、細かい話は全然わからなくてもいいやぁと、勢いで参加申し込みをさせていただきました。
最近わかってきたのですが、自分は、やる気のでないときほど、無理やりにでも動かないと一生やる気でないでズルズルいってしまうので、そうならないようにという願いをこめての参加です。
参加してみて感じたこと
普段、こういうイベントに出かけるときは、この話はぜひ聞いておかねばとか何かを得て帰らねばとか、肩に力が入ってることが多いんですが、今回は上で書いたような目的での参加だったので、本当にふら〜っと、という言葉がぴったりな感じで、リラックスした状態での参加になりました。いつもはメモ取り用にPCを持っていくのですが、今回はそれも無し。
発表の内容については、最初に書いたように、他の方がきちんと書かれているので、特に自分なんかがどうこう書くようなこともないのですが、皆さんの発表を聞いていて感じたことは「みんな楽しそうだな」ということと「何でもありなんだな」ということ。
なんかグダグダと自分のテーマとか考えてたけど、限定されたテーマの中から「ヒトカゲ、君に決めたぁ!」とやらなくても、その都度、自分がおもしろいなと思えることをやっていけばいいんだろうなと。「これをやらなければ、調べなければ。」じゃなくて幅広に情報に触れていれば、自然と深く調べたくなるものもぽこぽこ出てくるのかなと。
そして、こんなことを言うと怒られるかもしれませんが、いまの自分は(システムも含めて)図書館にどういうデータや機能を持たせるかっていうことには、それほど「やったるで〜」って意識がなくて、それらのものを"使ってもらうためにどう見せるか"ってところが興味の主眼なんだろうなと、そんなことを皆さんの発表を聞きながら考えてました。
個人的なハイライトは阿児先生(@ta_niiyan)の発表で、
「データをタグクラウドにしてみました。」「おお」
「オープンデータにして公開しています。」「おお〜」
「キャラクターも作ってみました。」「おおおおおお〜」
と会場が段階的に盛り上がっていくのを見て、あぁやっぱり見せ方だなぁと、自分が好きなのはこういうのだなぁとはっきり感じたところです。
まぁ、多分、周期的に同じ悩みでグダることがこれからもあるんだろうなとは思うんですが、しばらくは公私ともにがんばれそうな元気をもらうことができた、そんなイベントとなりました。
最後になりましたが、こんな素敵なイベントを開催していただいたCode4Lib Japanの方々、実行委員会の方々、協賛、後援の方々、発表者の方々に御礼申し上げます。ぜひ来年も参加させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
あとがき
あわせて読むと自分のダメっぷりが対比できておもしろいかなと。特に↓の部分が刺さりました。 若手の時分。。
たしか若手の時分「自分のテーマはなんだろう」と悩んでいたころに、
北海道の図書館員勉強会でおはなししてきました - ささくれ
参考
-
アイキャッチ:Photo by Pexels · Free high quality stock photos