やわらか図書館学

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「図書館の自由に関する宣言」を若者訳してみる

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誰でもみんな当たり前の権利を持っているんだ。

何だって自由に知ることができる権利さ。

その権利を守るために、みんなに資料を使ってもらいたいんだ。

だから約束するぜ、これから言うこと。これが俺たちの宣言だ。

 

俺たちはどんな資料でも、集めるぜ。

どんな神様を信じてるとか、何が書いてあるとか、関係ねぇ。

誰が何を言おうと聞こえやしねぇよ。

俺たちは、ただ、みんなが欲しい資料を集めるだけだ。

 

集めた資料は、みんなに使ってもらいたいんだ。

人に迷惑かけるような資料じゃなけりゃ、どれでも全部だ。

何か言ってくるやつがいても捨てたりしねぇぜ。

先のことなんて誰もわからねぇだろ?

 

みんなの秘密は必ず守るさ。信頼してくれ。

いつ来た。何を読んだ。誰にも絶対バラさねぇ。

そんなこと誰だって知られたくねぇだろ。

 

もし検閲してくるやつらがいたら、反対するぜ。

同じ過ちを繰り返すつもりはねぇよ。

脅しや恐喝にも怯まねぇ。

みんなの権利を守るためだぜ。当然のことさ。

 

もし、俺たちの邪魔をするやつらがいたら、力をあわせて戦うぜ。

俺たちの自由を守ることは、みんなの自由を守ることにつながるだろ?

だから俺たちは、いつもこの宣言を胸に刻むんだ。

約束するぜ。必ず守る。

 


 

というわけで、少し昔に流行った般若心経の現代語訳を真似して、「図書館の自由に関する宣言」を若者訳に挑戦してみましたが、もはや若者とはいえない年齢のためか、元ネタに比べるとかなり苦しいですね。かなり意訳をして原型を留めていないところも多いのですが、魂は間違っていないのではないかなと思います。

この「図書館の自由に関する宣言」、恥ずかしながら、どういうことが書かれているのかということはおぼろげに知っていつつも、あまりじっくりと読んだことがなかったので、今回、じっくり読むことができてよかったです。とてもいいことが書かれていますね(いまさら)。

もし、まだじっくりと読んだことがないという方や、もう忘れちゃったという方は、これを機会に読み直してみてはいかがでしょうか。

それではでは。

 

参考
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