以前「書誌構造をゲームのタイトルで例えてみると」というエントリーを書いたことがありましたが、3月13日に2020年に向けてのNACSIS-CAT詳細案が「これから委員会」で公開されましたので、せっかくなので「これから」の図を作ってみました。
あくまで現時点で公開されている資料を読んで自分の理解した範囲なので、誤りがありましたらすみません。また、前回同様、責任表示や媒体などの細かいことは抜きにして、とりあえず「タイトル」だけをもとに、NACSIS-CATの規則に当てはめています。
これまで
これから
*ここに記載の書誌・タイトルは架空です。
ということで、「VOL積み」「親子書誌」がどう変わりそうか、ということを中心に作ってみました。ナンバリングのない場合の[]やバランスしない書誌の扱いは不明なので現状に即してます。
この変更も大きいといえば大きいのですが、個人的には下記の「コーディングマニュアルに準拠しない書誌が許される」というのが、ローカルのOPACはコーディングマニュアル準拠でいろいろやってると思うので影響が大きそうだなぁと思いました。(名寄せ後のデータにも許されてるのかとか、そもそもローカルで使う書誌は名寄せ後なのか前なのかとかがわからないので何ともいえないですが。)
これからの学術情報システム構築検討委員会 │ ニュース
- [大学図書館]
"外部機関が作成時に準拠した目録規則による書誌データの存在を許容する。" パッと見、ここが一番影響が大きそうな気がする。
2017/03/15 09:22
ということで、ここまで書いた変更点はごく一部ですし、自分の理解が間違っている可能性も大いにあります。また、皆さん気になるポイントもそれぞれ違うと思いますので…
この先は君の目で確かめてくれ!!(攻略本風)
ありがとうございました。
参考
- NACSIS-CAT/ILLの軽量化・合理化について(NACSIS-CAT詳細案)及び電子リソース管理システムの利用可能性の検証について(平成28年度最終報告)の公開について
- 画像に使用したピクトグラム:human pictogram 2.0
- 画像に使用したフォント:うずらフォント
- アイキャッチ:Photo by Pexels · Free high quality stock photos