先日に引き続いて、外国図書館のウェブサイトを見ていたら、イギリスのマンチェスター大学で面白そうなイベントを見つけたのでご紹介します。
学生さんから図書館改革のアイディアを募って最優秀賞を決める、"Eureka!"という名前のイベントです。
以下の文章は公式サイトをざざっと読んだ超訳なので、間違いなどありましたら、ご了承ください。
Eureka!: http://www.library.manchester.ac.uk/aboutus/eureka/
最優秀賞の賞金は£1000
最優秀賞に選ばれたら賞金£1000、次点で£500、三位で£250の賞金が出るようです。
今£1=165円くらいなので、£1000といえば約165,000円!これはなかなかの大金です。Mac買えます。
また、すぐに実現が可能そうなアイディアについては、“quick wins”として£50が出るそうです。これでも8,000円なのでなかなか。
そもそも図書館のイベントで、賞金というのが結構めずらしい気がします。自分が知ってるのは"L-1グランプリ"くらいでしょうか。
去年の大賞は学習スペースの利用状況をしめすシステム?
この"Eireka!"というイベントは、おそらく去年から開始されたイベントで、去年の大賞も紹介されているのですが、すみません、ちょっと自分の英語力がつたないせいもあり、具体的な内容がイメージできませんでした。
恐らくIDカードでログインすることで、どの学習スペースが使用可能か、を示すシステム、ということなのではないかと思いますが、なんかこれだけだと意外と普通な気がするので、もうちょっと違う仕組みなのかもしれません。
詳細については下記をご覧ください。
http://www.library.manchester.ac.uk/aboutus/eureka/yourideasinpractice/
他にも先にご紹介した“quick wins”として、
- 卒業した学生が、教科書を下級生に寄付する仕組み
- Foyerに植物を置く
- 館内で本を運ぶためのゴロゴロバスケット
など、思いつきそうで思いつかなそうで思いつきそうなアイディアが紹介されていました。
多分教育的な要素も兼ねているのかなと
賞金というところに目がいってしまって、お手軽なクラウドソーシング的なものかなと思ってしまうのですが、恐らく自分のアイディアをまとめてプレゼンを行う機会を学生さんに与える、という教育的な意味合いもあるんだろうなぁと思います。
その証拠に、というわけではないですが、ファイナリストの人たちは、最終発表の前にプレゼンのマンツーマンレッスンを受けることができるみたいです。
下記の"We can help"の項です。
http://www.library.manchester.ac.uk/aboutus/eureka/about/
余談ですが、プレゼンツールとして、Powerpointに並んでPreziが挙げられていて「これは!」と思いました。
ちなみにPVもかっこいいです
イベントのPVがいくつかYou tubeにあがっていました。FriskのCMみたいでかっこいいです。
Eureka Library Innovation Challenge - Video 1 - YouTube
Eureka Library Innovation Challenge - Video 2 - YouTube
Eureka Library Innovation Challenge - Video 3 - YouTube
どんなアイディアが出てくるか楽しみですね
何はともあれ3月12日に結果発表らしく、どんなアイディアが出てくるか楽しみなので、忘れないようにWatchしたいと思います。
ちなみにもし自分が応募するとしたら、貸出履歴が似ている異性を紹介してくれるシステム"mimisuma"とか…どうでしょう。日本では抵抗ありそうですが、海外なら意外といけるのではというのは偏見でしょうか。
ありがとうございました。