毎年、デザインが素敵な大学図書館のウェブサイトをまとめていますが、今年もまとめてみました。私の年に一度のお楽しみです。皆さんも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
説明
- 東京工業大学様の大学図書館のウェブサイト一覧に掲載された700超のサイトの中から選んでいます。（過去に選んだものは対象外）
- 選出基準は「きれいな配色・タイポ・レイアウト・画像クオリティ」で、コンテンツや使い勝手は、ほとんど見ていません。
武蔵大学図書館
配色もレイアウトもとてもきれいで今年一番好きなサイトでした。
検索窓の背景画像と地のオフホワイトとくすんだ緑の組み合わせがとてもきれいで、ここだけで「好きー」ってなりますよね。
ゴシック体と明朝体を混ぜるのって難しい気がするのですが、見出しは明朝、可読性が求められる本文はゴシックというメリハリが、見やすさに繋がっているのかなと思います。
検索窓の横に出ているスライダーのサムネも雰囲気が統一されていて、とても素敵です。イラストの雰囲気を壊さないように文字が入れられていて、自前で作られているとしたらすごいですね。
ワンカラムで目を引くサイトが多いなか、こういうオーソドックスな組みでこんなに素敵なサイトを見てしまうと、自分が関わったサイトも、もっとどうにかなったのではと胸が痛みます。
文教大学付属図書館
こちらのサイトもスライダーのサムネのクオリティが高くてすごいです。さらにそのサムネイルをクリックした先のページも、ハイクオリティで、何これどうなっているのという感じです。
トップページにデータベースを選択するツールが用意されているのですが、カテゴリ、分野と絞り込んで選択できるようになっていて、たくさんあるデータベースがきれいにまとまっていて使いやすそうですね。
愛知工科大学附属附属図書館・愛知工科大学自動車短期大学附属図書館
全体的にゆったりとしたレイアウトで組まれていて、とても見やすいです。色も統一されていて見やすいですし、このぐらいゆったりしてると情報が頭に入ってきやすくて好きです。使われている画像のクオリティが高いのも、落ち着いた雰囲気に一役買っている気がします。
比治山大学図書館
使われている黄色がかなり強いのですが、使いどころがピンポイントなので、白地の多さやヒーロー画像も相まって、とてもきれいで上品な雰囲気を残しています。やっぱりこのぐらい色が絞られているときれいですね。
大阪芸術大学図書館
大学のサイトと共通なのですが、背景黒というかなり珍しいサイト。さすが芸大。差し色の蛍光イエローがとてもきれいです。
企画展示のサムネも統一感があって素敵ですし、閲覧席の写真もハイクオリティです。
東京神学大学図書館
配色・レイアウト・ヒーロー画像、全部素敵で上質感に溢れてます。上でご紹介した武蔵大学さんと少し似ていますかね。こういう静かなサイトが好きです。
梅光学院大学図書館
画像が多く使われているのですが、きれいな画像かつ半透明の黒が重ねられているので、うるさくならず、とても見やすいです。
スクロールしたとき、フッターにメニューが残るというのは何気に珍しい気がします。メニューの文字が妙にきれいな気がしたので、フォントを調べてみたら意外と普通に「Noto Sans」で、あれーと思ったのですが、太さと色とサイズのマジックなんですかね、素敵です。
感想
- きれいなサイトが多くて選ぶのに難儀しました。毎年のことながら、見始めるまでは「去年とあまり変わらないのでは」と思ったりもするのですが、いざ見始めると、この一年でリニューアルされたサイトが多くあり、見ていて楽しくなります。ここでご紹介したサイトは、その中でも目を引いたものや特徴的なところがあったサイトになりますが、それ以外にもきれいなサイトが多くありました。
- ヒーロー画像だけでなく、お知らせのサムネなども含めて、使われている画像のクオリティでサイトの印象がガラッと変わる（微妙な画像があるとそれだけでガクッと全体の印象が落ちる）ということを改めて感じました。
- フォントサイズがいろいろあると、それだけでも若干雑多な印象を受けてしまうものなんだなと思いました。
- ご紹介したサイトは、当たり前かもしれませんが、全部スマホでも見やすかったです。
参考
